本当にすごい一冊!「ニュー・アース」エックハルト・トール

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これまで、このブログの更新は1〜2ヶ月に一回程度でしたが、もう少し更新頻度をあげてみようかと思っています。

理由は幾つかあります。
くだらない内容でもいいから公開していくことで、もう少し自分のことを知ってもらえると思ったから。
書くことで自分の思考も整理されるから。
いっぱい書けば、それだけ文章がうまくなるから。
などなど・・・

もちろん、やってみないとわかりませんので、楽しくなってきたら毎日のように更新するかもしれませんし、はたまたあまり更新しなくなるかもしれません。

さて、どうなるでしょう。

今日のテーマは「ニュー・アース」

ということで、今日は最近再読した「ニュー・アース」について書いてみたいと思います。

これははっきり言ってスゴイ本です!!

初めて読んだ時の衝撃は今でも覚えています。
「なんだこの本!すごいな!」というのが思わず出た感想でした。

とはいえこの本は、はまる人とはまらない人と両極に分かれる本だと思います。
理由は、心理学やスピリチュアル系に分類される内容だからです。

その内容を一言で言うと、「意識状態についての話」ということになるでしょうか。
著者は「世界で最も精神的に影響力のある人物」とか「アメリカ屈指のスピリチュアルマスター」なんて言われているエックハルト・トールです。

帯に全米580万部突破とありますから相当売れていることは間違いありません。きっと今ではもっと部数を伸ばしているはずです。

この本の何がスゴイかというと、人間を苦しめているエゴについてちゃんと理解できるように解説してくれていること、そしてそれを乗り越えた新しい意識状態についてもわかりやすく解説してくれていることです。

妙に科学的学術的でもなく、スピリチュアルワールド全開でもなく、終始程よいテンションで書かれていることが非常にGoodです!

読むたびに新たな発見

「これは!」と思う本は、忘れた頃に何度も読み返していますが、そうした本は不思議なことに読み返すたびに新たな発見があります。

「この部分、前回読んだ時は何も感じなかったのに、今回はすごく刺さるわ〜!」みたいな感じです。

きっと自分の状態も常に変化していますから、その時々によって刺さる箇所が変わるんですね。

「ニュー・アース」に関しては、毎回いたるところで「ウ〜ン。そうだよな〜。」なんて唸りながら読んでいますが、その中でも今回以前とは違う部分で刺さる箇所があったのでちょっと紹介してみます。

目覚めた行動の三つのモードとは、受け入れる、楽しむ、情熱を燃やす。これ以外のモードであればそれはエゴによる機能不全のそれになるだろう。何かをする時は、つねに3つのどれかが発動しているかどうか敏感に察知しなくてはいけない。」

「受け入れる」とは、無駄な抵抗をやめて明け渡すということ。その行為に情熱や楽しさを感じるわけではないけれど、やらねばならぬからやるということ。嫌々やるのでもなく受け入れてやること。無心になるということかも。

「楽しむ」とは、行為そのものをただ楽しむということ。

「情熱を燃やす」とは、自分がしていることに深い喜びを感じると同時に、目指す目標やビジョンの要素が加わること。

なんだか、最近仕事において三つ目の「情熱を燃やす」モードまで行かねければならない、という思い込みにはまっていたようです。
なぜか「そこまで行かなければいけない!」と力んでいましたが、これを読んでひとまず違うモードで進めればいいかな、という気になりました。

おかげでラクになりました。

目次

せっかくなので、下記に「ニュー・アース」の目次を掲載しておきます。

第一章 私たちはいますぐ進化しなければならない

花、開く / 変化をもたらすためのツール / 人間に固有の機能不全 / 新しい意識 / スピリチュアリティと宗教 / 変容の緊急性 / 新しい天と新しい地

第二章 エゴという間違った自己のメカニズム

世界をありのままに見る / 幻の自己 / 頭の中の声 / エゴの中身と構造 / アイデンティティとしてのモノ / なくなった指輪 / 所有という幻 / 欲望:もっと欲しい / 身体と同一化 / 内なる身体を感じる / 忘れられる「大いなる自己」 / デカルトの誤りからサルトルの洞察へ / すべての理解にまさる安らぎ

第三章 エゴを乗り越えるために理解すべきこと

エゴの構造 / 不満と恨み / 反応と怨恨 / 正しいか、間違っているか / 幻想の防衛 / 真実:相対的か絶対的か? / エゴは個人的なものではない / 闘いは心の癖 / 平和と波乱、どちらを望むか? / エゴを超えて:真のアイデンティティ / すべての構造物は不安定 / 優越感をもちたいエゴ / エゴと名声

第四章 エゴはさまざまな顔でいつのまにか私たちのそばにいる

どれもエゴである / 悪人、被害者、恋人 / 自己の定義を捨てる / 事前に決まっている役割 / 一時的な役割 / 手に汗握った禅僧 / 役割としての幸せと、真の幸せ / 親であること:役割か機能か? / 意識的な苦しみ / 意識的な親 / 子どもを認める / 役割を演じることをやめる / 病的なエゴ / そこはかとない不幸 / 幸福の秘訣 / エゴの病的な形 / エゴがつきまとう仕事、つきまとわない仕事 / 病気とエゴ / 集団的なエゴ / 不死の決定的な証拠

第五章 ペインボディ ――私たちがひきずる過去の古い痛み

エゴから解放される瞬間 / 感情の誕生 / 感情とエゴ / カモに人間の心があったら / 過去にこだわる / 個人と集団 / ペインボディはどのように糧を補充するか / ペインボディの糧となる波乱 / 重いペインボディ / 娯楽、メディアとペインボディ / 女性の集団的ペインボディ / 国家や人種とペインボディ

第六章 「いまに在る」という意識が私たちを解放する

認識すること / 「いまに在る」こと / ペインボディの逆襲 / 子どものペインボディ / 不幸 / ペインボディから自分を引き離す / 「引き金」 / 目覚めのきっかけとしてのペインボディ / ペインボディからの解放

第七章 ほんとうの自分を見つける

自分は何者であるか / あなたが考える自分 / 豊かさ / 自分自身を知ることと、自分自身について知ること /混沌とより高い秩序 / 善と悪と / 何が起ころうと気にしない / 「ほう、そうか?」 / エゴと「いま」という瞬間 / 時間のパラドックス / 時間を消去する / 夢を見る人と夢 / 限界を超える / 生きる喜び / エゴの縮小 / 外も内も

第八章 内なる空間の発見

これままた過ぎ去る / モノの意識と空間の意識 / 思考より下、思考より上 / テレビと意識 / 内なる空間の認識 / 谷川のせせらぎが聞こえるか? / 正しい行動 / ただ認識する / 経験しているのは誰? / 呼吸 / 依存症 / 内なる身体への気づき / 内なる空間と宇宙空間(アウタースペース) / ギャップに気づく / 自分自身を発見するために自分を捨てる / 静寂

第九章 人生の目的は「何をするか」ではなく「何者であるか」

内なる目的と外部的な目的 / 目覚め / 内なる目的に関する対話

第十章 新しい地

形ではないもの / あなたの生命の短い歴史 / 目覚めと回帰の運動 / 目覚めと外への動き / 意識 / 目覚めた行動 / 目覚めた行動の三つのモード / 受け入れる / 楽しむ / 情熱を燃やすこと / 新しい意識の担い手たち / 新しい地はユートピアではない

これを見て「気になるな〜」と思った方は是非読んでみてください。

人によっては人生を変える一冊になるかもしれません。

おしまい。


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