ヒトデの物語
なぜか最近ある一つのストーリーを思い出して、「やっぱりいいな~!」と改めて思ったのでシェアさせていただきます。
このストーリーは、私がコーチングを学んだCTIジャパンというコーチ養成機関で、以前よく語られていたものです。
私がこのストーリーのどこが良いと思ったのかはあえて書きませんので、是非これを読んで何を思うのか、どういう視点で見るのか、ご自分で自由に楽しんでみてください。
『ヒトデの物語』
ある朝早く、
1人の男が打ち寄せる波を見ながら
海岸を歩いていると、数え切れないくらいのヒトデが
砂浜に打ち上げられ
日干しになって死にかけていることに気がついた。その異常な光景にしばし茫然としていると、
ふと遠くの方で
若い女が1つ1つ
そのヒトデを拾い上げては
海に向かって投げ返している姿が目に入る。男はその女のところまで近づいていき、
こう声をかけた。「そんなことしたって時間の無駄じゃないか。
こんなにたくさんのヒトデがあるのに、
そんなことをしていったい何の意味があるんだい?」すると、その女は
足元にあったヒトデを1つ拾い上げると
思い切り海に向かって投げ返し、「あのヒトデにとっては意味があったわ」
と言ってさらに
足もとにある別のヒトデに手を伸ばした。