日常の中のファンタジー
ファンタジーという言葉からどんなものをイメージしますか?
ロマン?冒険?夢の世界?
いずれにしても、何かワクワクして胸躍る世界をイメージするのではないでしょうか?
子供はそうしたファンタジーの世界が大好きです。
もちろん私もそうでした。
ところが、そうしてファンタジーの中に生きていた子たちもいずれ現実に引っ張り出されます。
仕方がないことです。
ずっと空想の世界で生きているわけにはいきません。
現実の世界でやるべきことをやらなくてはいけません。
学校に行ったり、勉強したり、友達と遊んだり、お手伝いをしたり。
そうして、やるべきことをやる大人になっていきます。
ファンタジーの世界を忘れ現実の世界に生きるようになっていきます。
仕方がありません。そうしないと生きていけません。
しかし、そうして大人になった私たちはというと・・・少し現実に追われすぎているような気がします。
確かに現実は厳しいことも多いし、大人たちはみんな頑張っています。
でも私たちの中にいる子供心は、大人になった今でもやっぱりファンタジーにワクワクしたがっています。
何か面白そうなものを探し続けています。
大人のファンタジー、そして日常の中のファンタジーをいかに描けるか。
ファンタジーとリアルの間でどんな物語を作ることができるか
それが問われているような、そんな気がしました。