お寺で合宿してきました
先週末、静岡県浜松市の方広寺という臨済宗のお寺に2泊3日で合宿に行ってきました。
これは何かすでに用意されているプログラムに参加したというのではなく、参加した21人の仲間達でそこで何を行うか自発的に創りつづける自主的な合宿型プログラムでした。
会場となった方広寺は、浜松駅からバスで約1時間、バス停から徒歩で20分くらい。
そこは、山の中に静かに佇む立派なお寺でした。
集まったのは、2013年から2014年にかけて10ヶ月に渡るコーアクティブリーダーシップというものを学ぶプログラムを共に終えたメンバーたち。
プログラムを終えて約1年後に再び集結したわけです。
中には、それ以来約1年ぶりに会ったメンバーもいましたが、そんな時間の経過を感じさせない絆のようなものがすでにこのメンバーの間には存在するような気がしました。
そんなメンバーたちで創った時間は、朝6時の座禅から始まり夜寝る瞬間まで充実感に溢れたものでした。
そこではもちろん色々なことを皆でやりましたが、起こっていたことは常に「みんなで場を整え」「対話をして学びや自分自身を確認しあった」ということだと思います。
しかし、20人近くの人が集まりながら、あれだけ整った「場」というのはあまり経験したことがなかったな〜。
それは、何か無理に管理統制されているわけでもなく、自由でイキイキとした空気に溢れながら一つにまとまるという感じ。
意識が外にも内にも向きすぎていない絶妙なところ、緩すぎもせず張りすぎてもいない最高のテンションがその「場」にあったように思います。
そして、それを可能にしたのは1年前とは一味違う成長したメンバー一人一人でした。
そんな大きく成長した皆の姿をこの目で見ることができたのも大きな喜びでした(「きっと自分も同じように成長しているんだろうな〜」なんてことも感じられて嬉しかった)。
またこうして全国から集い、それぞれの現在地を確認したり、自分自身の内側に静かに目を向けたり、参加したメンバーを通して自分をチューニングしたりする機会を持ちたいなと思いました。
そうしてあっという間の3日間が終わり、集まったメンバーはまたそれぞれの場所に帰って行きました。
こうした合宿のことをリトリート(仕事や家庭など日常生活を離れ自分だけの時間や人間関係に浸る場所)と呼んでいますが、このリトリートはこれからも必要なタイミングでずっと続いていくことでしょう。